福岡地裁での判決の翌日から、全国で薬害肝炎ホットラインを実施しました。
名古屋では8月31日から9月2日までの3日間で、150件を越えるお電話をいただきました。全国の集計では1000件を越えました。
ホットラインには、切実な叫びが多数寄せられました。その一部をご紹介します。
○治療の負担
・強ミノ、インターフェロンも2回やったが効かない。
・インターフェロン治療受けたが、強度視力低下、食欲不振等の強い副作用のため、続けることができなかった。
・インターフェロン効果なかった。生きている限り治療を続けていかなければいけない。
・インターフェロンで手に針がささらなくなってしまい、「まだ足がある。」と言われて足にも注射を打った。
・職場に迷惑をかけるので十分にインターフェロン治療を受けることができない。
○経済的負担
・生活に余裕がないので、医師から指示された定期的な検査すら受けることができていない。
・治療費が大変。
・医療費が高い(1日5000円×週3回)。
・保険適用がなかったのでインターフェロンを受けることができなかった。
・医療費の補助をしてほしい。
・年金暮らしなのに月7,8万円の治療費がかかって生活が苦しい。
・国に態勢をとってほしい。
○将来への不安
・インターフェロンが効かない型と言われており、どうなっていくのか、どうしていったらいいのか分からず不安。
・肝ガンになるかもと毎日不安。
・症状の進行が不安
○差別・偏見・不利益など
・もし感染していたら解雇されてしまうのではないかと心配。
・居住地域で差別・偏見が強いので、裁判に関わるのに躊躇している。
・生命保険に入れない。
○応援の声
・エール(支える会会報)を今後送ってほしい。運動応援したい。
・原告になれない全国の患者のためにがんばって!
すべての肝炎患者の方が安心して治療が受けられることを目指して、がんばりたいとの気持ちをあらたにしました。
(弁・堀)