皆さんはじめまして。いつも母がお世話になっています。また集会や公判に出席できなくて申し訳ありません。常日頃から母から今回の活動についてはよく聞いており、いつかは出席したいと思っています。
母の話や以前母が作成した文章を呼んだ内容によると、母がC型肝炎で入院していた当時、私は2才だったらしいです。また真面目に、C型肝炎で苦労した話を聞いたのはつい最近の事で、今までなにかの病気だというのは知っていましたが、まさかHIVの様な薬害感染による病気だとは思ってもいませんでした。今まであえて詳しく聞くこともなく、いつも健康に見える母しか見ていませんでした。それが当たり前で馬鹿みたくうるさく、いまだに子離れができていない笑顔を絶やさない、そんな母しか知らずに生活してきました。
だから2才だった私は両親が苦しんでいる時を全く覚えていません。その為ギャップを感じているのか母の話や母が書いた文章ではあまりに愕然としか感じられず、全く状況等が掴めないというのか、正直何をしたらいいのか、私自身わからないのが本音です。
かといって、目をそむけるつもりはありません。最近よくC型肝炎のニュースを見かけます。私なりに少ない量ですがどんなことなのか勉強して、やはり薬品のずさんな管理や認識の低さなどけっして許される事だとは思えません。
母だけに限らず薬害感染によって人生が狂ってしまった方が沢山いるのが目の前にある最大の事実であり、その事実を知っていながらも何事もなかったかのように過ごしているという、その対極の事実を野放しにして、曇に隠れてうやむやにする訳にはいきません。と私が思う素直な意見です。みなさん頑張ってください。
話は変わりますが、母は私がちょうど中学生の頃よく私に「プラス思考、プラス思考」と言っていました。何事もプラスに考えなくては面白い人生もつまらなくなります。母の受け売りではありますが、どんな人の人生でもおもしろくない最低な人生なんてありえません。今過ごしている素晴らしい人生をプラス思考でより良くなる様にと思い、皆様に「人生はプラス思考」という言葉を送ります。
最後になりますが、私自身文章で自分の気持ちを表現するのはどうも苦手で、短い文章の中でどこまで私の気持ちが伝わったのかわかりません。そんな事からいつか皆様方にお会いしていろいろな話ができる日を楽しみにしております。
また私は母をはじめ皆様方の努力をいつまでも応援しております。
そして、私自身充分な協力体制ではない中、勝手ながら関係者の皆様方どうか母をこれからもよろしくお願いいたします。
平成16年10月22日
和子の次男