名古屋大学法学部で薬害肝炎の講義をしてきました。
感染者リスト隠し問題がマスコミで大きく取り上げられている中での講義だったので,学生の関心も非常に高かったです。
薬害肝炎事件の概要と,各地裁での判決内容を弁護士から説明したあと,原告の金田和子さんから体験談を語っていただきました。
金田さんは,感染によって健康をむしばまれて苦しんだこと,同じ病気の人たちが辛い治療を受け,命を落とした人もいること,裁判での被告の心ない対応,支援の人たちに勇気づけられたこと,実名公表を決意した理由,解決に当たって望むことなどを語りました。
学生たちは金田さんの言葉を真剣に聞き入り,すすり泣く声も聞こえました。
(弁・竹内)